自然と暮らす まほなび
◇お茶×大仏鉄道×国境、山城の国の名産と歴史を発信する交差点
○/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
makican
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
makican
 京都南部に位置する加茂町は、奈良県、三重県、滋賀県との府県境(京都やましろ地区)にあり、古くから木津川を通じて人と物が交流する一大拠点だった。その中心地のJR加茂駅前で令和の交流空間ともなる和紅茶専門店「大佛汽茶」を開いたのが、古屋研一郎さんだ。

 古屋さんは広島市で生まれたが、幼少期から生駒市で育ち、龍谷大学で仏教美術を学んだ。小学生の頃から歴史や仏教美術が好きで、高校生のとき東大寺南大門金剛力士像や興福寺阿修羅像の修理復元を手掛けた仏師に弟子入りする。が、利き腕の問題と腰を傷めたこともあり、中学から続けていた吹奏楽を通じて、神戸で金管楽器修理の仕事に就いた。

 震災後に出逢った加茂町の音楽文化ホール開館を機に楽団作りを依頼され、26歳のとき加茂ウインドオーケストラ(現木津川ウインドオーケストラ)を結成。同時に周辺地域の小中高校の吹奏楽部の指導を始め、地元の高校を京都府代表に育て上げ、毎春駅前で開催される「かも野外音楽フェスタ」も立ち上げた。

 そして印刷物のデザイン業を生業とし、2000年に現地で印刷デザイン社「アーツプラザ株式会社」を設立、ヤマハや三木楽器をはじめ音楽関係、自治体や地域の印刷物などを手掛けてきた。

 並行して知れば知るほど深い地域の歴史と文化に傾倒。古くは恭仁京が置かれ、参勤交代の通過点、茶業の大産地、大仏鉄道の発着駅。三木楽器の創業者は和束町の出身であり大仏鉄道の大出資者で、茶業にも関わっていた……。次々と興味深い史実が明らかになる。

 一方で、美しい茶園が広がるお茶の名産地なのに、その淹れたてを飲ませる店がないことを不思議に思った。そして「かも野外音楽フェスタ」を支えてくれる教え子たちのような、地域おこしの人材が育つ場がほしいとも。
 令和元年10月、長らく温めていた構想を形にした。地域の伝統産業のお茶と大仏鉄道、東大寺建立時の三都(平城京、恭仁京・紫香楽京)を融合させた「大佛汽茶」だ。明治時代の駅舎をイメージしたという空間は、壁にランプ様の灯り、テーブルや椅子は置かず、座禅で使うカラフルなザブをディスプレイした。蒸気機関車の模型が音響入りで走り、大仏鉄道がCGで再現放映中。他方の壁のスクリーンでは関西本線の景観映像と、鉄道ファンならずともワクワクさせられる。

 そこでは、多種類そろえた地元の和紅茶や緑茶を、手作りのスイーツと共にいただける。お茶のきれいな色が見える透明カップに、ポットは「茶離れしている若い世代にも気軽に楽しんでほしいから」と、扱いの楽な信楽焼の特注品だ。

「最近注目されている和紅茶ですが、たくさんそろえているところは少ないです。育った土地による甘みや香りなどの違いを味わっていただきたい」と、好みに応じた茶葉を丁寧に淹れて供する。

 春からは専門家を招いて「大仏鉄道」「日本茶」「座禅」などの講座を始める。カフェでありながら、地域の文化コミュニティー施設として人と人との交流を図り、南山城地区の歴史文化の発信拠点でもありたいと願う。「古代から木津川を中心につながってきた南都山城地域は明治時代に分断され、観光も行政単位で行われてきましたが、その壁を取っ払いたい。ここに来れば滋賀(信楽)も京都(加茂・山城・和束・笠置・南山城)も奈良(月ヶ瀬・柳生)も三重(伊賀)も繋がっていることを感じてもらえるように」

 カフェの1階には、市の観光協会が同時開業。木津川市観光の折の一服どころで、古屋さんを相手に土地の魅力のさらなる深掘りを楽しめそうだ。
2004 和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん/FURUYA KENICHIRO
1968年、広島生まれの生駒市育ち。龍谷大学文学部卒業後、神戸で金管楽器修理者、障がい者施設指導員を経て、相楽郡加茂町(現木津川市加茂町)に印刷物のデザイン社「アーツプラザ株式会社」を設立、2019年10月に和紅茶カフェ「大佛汽茶」を開店。
大佛汽茶
TEL:050-3503-2030
住所:木津川市加茂町兎並東前田23-1
営/木曜〜日曜、祝日の10:00〜16:00
makican
makican
/印傳工房 南都 代表 南浦 太市郎さん(現代の名工/H28)
/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
/奈良町からくりおもちゃ館 館長 安田 真紀子さん
makican
/奈良交通株式会社 自動車事業本部 乗合自動車部 運行受託グループ 統括指導員上條 正幸さん(ユンケル上條)
/地域おこし協力隊 下西 勇輝さん
/きりかぶの里 代表 山崎 美重子さん
makican
/散華美術館 館長 原田 千賀子さん
/金井畜産 代表 金井啓作さん
/大和高原文化の会 会長 浦久保 昌宣さん
makican
/ふくもと畳店 4代目 福本 亮さん
/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
/ならまちの引き売り 染井 大さん
makican
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
makican
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
makican
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
/ふくさきわう代表 的場ふくさん
makican
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
/NPO法人無形文化継承機構 福住S・ジョブズ・スクール理事長 前嶋文典さん
makican
/とようけのもり 女将 野田 知江さん
/歴史研究家 長田光男さん
/NPO法人 メディアネット宇陀 副理事長 稗田 睦子さん
makican
/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
/井上 加代 さん
合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
makican
農業家/松浦 猛さん
古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
makican
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
makican
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
makican
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
makican
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
人形作家/岡本 道康 さん
makican
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
川上村エコツアー推進プロジェクト<br>“山遊び塾ヨイヨイかわかみ”/竹中 雅幸 さん
makican
makican
ページのTOPへ