自然と暮らす まほなび
◇“メダカ”を主役に町おこし!
○めだか街道/枡田 秀美 さん
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1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
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奈良市内から車を走らせ約1時間半。曽爾高原へと向かう国道369号線沿いに突如現れる、『めだか街道』の看板。ここは奈良県東部、曽爾村にある山粕地区。かつて伊勢本街道の宿場町として栄えた小さな集落が、『めだか街道』として注目を集めている。
以前は小川や池などで見られたメダカ。絶滅危惧種に指定される一方、10年ほど前から改良メダカの生産が盛んになり、じわじわとブームが広がっている。『めだか街道』では、メダカが冬眠から目覚める3月末から10月にかけて、参加する9軒の軒先に水槽を並べ展示販売。ぷっくりかわいい”だるま“、真っ白で愛らしい”白メダカ“、金魚のように赤く美しい”楊貴妃“、青く輝く”青ラメ幹之“、ぎょろ目の”出目パンダ“や濃い黒色が特徴の”オロチ“など、数百円から2万円もの値の付くものまで約40種類のメダカと出合えると、全国各地からメダカ愛好家や観光客が訪れている。
きっかけは約19年前、同会代表の枡田秀美さんが趣味でメダカを飼育し始めたこと。「なんとも言えないかわいらしさにはまってね。娘が結婚するときには紅白メダカを買ってみたりして、楽しんでたんや」。2009年ひょんなことからテレビのまち取材で全国放送され、遠方からわざわざ訪ねてくる人が現れた。「高齢化と過疎化が進む山奥の集落にメダカを求めて人が来るなんてよ、みんなびっくりよ」。それなら、メダカを主役に町おこしをしようと近隣住民に声を掛け、2010年『めだか街道』を発足させた。「ただ単にメダカを飼うだけなら面白くないし、続かない。本気でメダカを飼って販売もしよう」平均年齢80歳のメンバーが団結した。
金魚と違って、ポンプなどの機械は要らず、水替えもそれほど必要ない。飼育のしやすさは高齢メンバーにも取り入れやすかった。問題はいかに健康なメダカを育てるか。「お客さんが持ち帰り、その家の水槽で元気に泳いでもらわんとあかん。それと、マイナス10度近くまで気温が下がる冬を越すためには、健康でないと」と枡田さん。天気の良い日は日光浴、水替えのタイミングや、病気が発生した時の対処などメンバー同士声を掛け合う。また、ここを訪れる愛好家の人たちが活動を応援し、専門的な飼育知識を教えてくれる。枡田さんは2年前、『めだか街道』オリジナルの改良メダカを生み出そうと交配にも挑戦。掛け合わせは秘密だが、白色の容器に入れても色抜けしない、黒メダカ”ひでちゃんブラック“が誕生した。「温度管理のためにメダカと一緒に寝たこともあったり、野生動物に持っていかれたりと苦労もあるけれど、メダカのおかげで静岡や名古屋、滋賀など多くの人と出会えたことが何よりもうれしい」と枡田さん。
静かな集落が賑やかになり、高齢メンバーも社交的になった。街道沿いの住民同士の会話も増え、夫婦喧嘩が減ったという家も。「毎年春が待ち遠しい。メダカが元気に泳ぎ回り、街道に人が来て、街道の人たちも元気になる」と枡田さんはメダカの姿に目を細めていた。
1706_めだか街道 代表 枡田 秀美 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
Hidemi Masuda
1952年、宇陀郡曽爾村山粕で生まれ育つ。本職は建築塗装職人。19年前に趣味で始めたメダカ飼育がTV放送をきっかけに話題となり、2010年に山粕地域の住人と『めだか街道』を発足。現在9軒約40種のメダカを展示販売し、全国から脚光を浴びている。
めだか街道
TEL/0745-96-2140
宇陀郡曽爾村山粕
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/酉越左官 一級左官技能士 酉越 仁さん
/印傳工房 南都 代表 南浦 太市郎さん(現代の名工/H28)
/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
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/奈良町からくりおもちゃ館 館長 安田 真紀子さん
/奈良交通株式会社 自動車事業本部 乗合自動車部 運行受託グループ 統括指導員上條 正幸さん(ユンケル上條)
/地域おこし協力隊 下西 勇輝さん
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/きりかぶの里 代表 山崎 美重子さん
/散華美術館 館長 原田 千賀子さん
/金井畜産 代表 金井啓作さん
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/大和高原文化の会 会長 浦久保 昌宣さん
/ふくもと畳店 4代目 福本 亮さん
/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
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/ならまちの引き売り 染井 大さん
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
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/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
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/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
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/ふくさきわう代表 的場ふくさん
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
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/NPO法人無形文化継承機構 福住S・ジョブズ・スクール理事長 前嶋文典さん
/とようけのもり 女将 野田 知江さん
/歴史研究家 長田光男さん
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/NPO法人 メディアネット宇陀 副理事長 稗田 睦子さん
/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
/井上 加代 さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
農業家/松浦 猛さん
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古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
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奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
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奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
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有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
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人形作家/岡本 道康 さん
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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