自然と暮らす まほなび
◇「おいしい曽爾村」小さな村が、動き出した。
○曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
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1612_曽爾村/高松 和弘 さん
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奥大和・曽爾村。平成の名水百選(環境省)に選定された曽爾高原湧水群があり、村の中心を流れる曽爾川は初夏には蛍が飛び交う。豊かな水と高原地帯ならではの寒暖の差で育まれる農産物は良質美味。しかし、農業従事者数150人で約7割が65歳以上。農産物の取引価格の低迷により後継者不足、産地縮小、販売力の低下と負のスパイラルに陥っている。
そんな村に昨年8月、神奈川県鎌倉市から家族で移住してきた人がいる。村役場企画課に勤務する髙松和弘さんだ。前職は日本農業新聞記者。12年間、全国各地で農業や農村問題を取材してきた。「話を聞いて記事にするよりも、一つの農村に身を置き問題を改善したいと思うようになりました」。同村は地域おこし協力隊を県内でいち早く募集するなど、外からの人材を積極的に求めていた。「農業で生計を立てる人も多いこの村で、農林業を主とした地域づくりに加わりたいと思いました」。思いが伝わり、昨年、村役場の臨時職員として採用され、今年4月には正規職員として地方創生や移住相談窓口を担当している。
以前は満員電車に揺られながら1時間半かけて通勤、昼食もコンビニで済ますことが多かった。ここでは一変、役場から自宅まで徒歩3分。昼休みは自宅で奥さんの手料理を2人の息子と家族4人でいただく。「お昼にこんな時間が持てるなんて想像以上でした。暮らしを大切にした働き方ができるのは田舎の魅力です」。とはいえ仕事は多忙。村の負のスパイラルを一刻も早く改善しなくてはならない。
2015年度の約1年間、農林業を立て直すため”今、村ですべきこと“について村民や役場職員が何度も集まり議論してきた。髙松さんも加わり、全国の農村で取材してきた知識やネットワークを活かし積極的に動いた。結論は曽爾村ブランドを作ろうということで一致した。「小さな村でこそ希少価値を打ち出しやすく、生き残るチャンスは大きいと思っています」。まずは、行政だけでなく、JAや森林組合も巻き込み、村が一丸となるための組織『曽爾村農林業公社』を今年6月に設立。並行して米、野菜、木材、漆や薬草とそれぞれにブランド化に向けたプランを打ち出している。
今秋収穫された曽爾のブランド米は11人の農家が栽培を決め、日本一おいしい米を作る名人と言われ、TV番組でTOKIOの米指導も手掛ける山形県の遠藤五一氏を招き、ミネラルを中心とした有機肥料100%・減農薬で米作りを実施。「50種類以上の生物が生息していると言われる村の水田環境もさらによくなり、糖度も一般のお米よりも高く粘りがあるおいしいお米が誕生しました。米ヌカも甘いんですよ!」。価格は2kg1512円。高価格帯だが、村内に観光などで訪れた消費者や、百貨店に販路を持つ米穀店など、曽爾米を応援してくれる業者からの引き合いも出ている。「ブランド化により作り手も自信を取り戻し、活気が出てきたように感じます。価格競争に負けないよう、良い物を正しく消費者に伝えていくことが使命だと思っています」
曽爾村に移住し、農業や林業をしたいという人は若者を中心に年々増えている。山があり、川があり、子育てにも最高の場所。「彼らがここで農林業を生業にし、家族を持ち住み続けられる村づくりを目指しています」
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曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
Kazuhiro Takamatsu
1979年、奈良市生まれ。東京学芸大学卒業後、日本農業新聞記者として全国各地の産地づくり・販売戦略・コメ・野菜の流通などをテーマに取材。2015年8月から曽爾村に移住し同村企画課で地方創生や移住相談窓口を担当。曽爾村での暮らしを夫婦で奈良新聞に連載執筆中。
曽爾村 企画課
宇陀郡曽爾村今井495-1
TEL/0745-94-2101
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有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
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人形作家/岡本 道康 さん
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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川上村エコツアー推進プロジェクト<br>“山遊び塾ヨイヨイかわかみ”/竹中 雅幸 さん
矢的庵/大矢 貴司 さん
民宿タッサン/北岡 悠揮 さん 由妃 さん
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マクラメ天然石アクセサリー作家/高木 雅典 さん 希 さん
山浦農園 代表/山浦 康二 さん
奈良山岳自然ガイド協会 会長 よしくまプロジェクト 代表/岩本 泉治 さん
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第42・48次日本南極地域観測隊 理学博士/岩野 祥子 さん
奈良市の隠れ里 Nyu farm 実行委員会 代表/鼎 文代 さん
村上メリヤス 代表/村上 恭敏 さん
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伊那佐郵人 局長/松田 麻由子 さん
明日香ビオマルシェ 代表<br>たるたる自然農園 経営/樽井 一樹 さん
池田含香堂 6代目 団扇職人/池田 匡志 さん
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塗師/阪本 修 さん
株式会社 空から蝶 蝶使い/道端 慶太郎 さん
organic cafe はなさか/徳原 龍昇 さん・愛子 さん
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下市木工舎 「市 ichi」 代表 /森 幸太郎 さん
Oh Tree(おおとり)/山本 晋也 さん
棚田の宿 ささゆり庵 庵主 /松林 哲司 さん
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木版画作家/田村 洋子 さん
野鳥写真家/与名 正三 さん
ホテルのせ川 代表取締役支配人/中村 雅昭 さん
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動くダンボールアート作家/千光士 義和 さん
NPO法人 日本蜜蜂大学 理事長/植平 秀次 さん
久保田農園/久保田 清徳 さん
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自然工房 Wood Warmth/大上 良平 さん
冠の和農園/恵良 崇 さん・容子 さん
家具職人/岡 浩也 さん
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嶋田味噌・麹醸造元/嶋田 稔 さん
木工家具職人/本田 昭彦 さん
柿の葉すし体験道場 天空の郷/大前 英二 さん 真美 さん
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デザイナー/坂本 大祐 さん
Pizzeria e Trattoria renone/竹中 練一 さん 伸子 さん
山いき/梶谷 哲也 さん
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川上村地域おこし協力隊員 『かわかもん』/鳥居 由佳さん
五條市役所大塔支所/辻本尚克さん
音楽家・尺八奏者/泉川獅道さん
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吉野森林管理サービス 代表/今西 秀光さん
吉野山保勝会 桜守 作業員/一杉 甲子彦さん、紺谷 與三一さん
おもちゃドクター/大西 隆 さん
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熊代農園/熊代 敬三 さん
かんのがわHBP/岡田 亥早夫 さん
尺八研究・演奏/ジョシュ・スミス さん
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