自然と暮らす まほなび
◇1300年間修験者を助けてきた鬼の子孫
○前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
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1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
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1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
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鬼を先祖に持つ人が下北山村前鬼にいる。その地は、約1300年前に修験道の祖、役行者によって開かれた『大峯奥駈道』の75靡(行場)のうち29番目。吉野と熊野の縦走路のほぼ中間にある。ここで宿坊『小仲坊』を守り続けてきたのが、61代目五鬼助義之さんだ。
「五鬼助」とは、役行者に仕えた鬼の夫婦「前鬼」と「後鬼」の5人の子どもの名の一つ。ほかに「五鬼継」「五鬼熊」「五鬼上」「五鬼童」があり、それぞれ「森本坊」「行者坊」「中ノ坊」「不動坊」という宿坊を営み、修験者の道案内、道の整備、食料の供給などに携わってきた。
しかし、明治5年の修験道廃止令以降、江戸時代まで全国に17万人もいたという修験者は激減。他の鬼の家系も昭和にかけて断絶や転居によりこの地を去り、「五鬼助」だけが残った。
義之さんは、1943年にここで生まれた。小中学時代は通学のために、上北山村小橡の伯母夫婦の下で過ごし、高校・大学は京都へ。父、義憲さん(60代目)が52歳の若さで亡くなったのは、義之さんが大学生の時だった。「長男だからいずれ継ぐ、と思っていましたが、この時は独り身だった叔父の義价さんが宿坊を守りました。優しい人で、行者さんや村の人、登山者さんからも愛されていました。ここが途絶えなかったのは、叔父の存在が大きいです」
1984年に義价さんが亡くなり、林業をしていた弟の義元さんが繋いで、1997年から義之さんが61代目として、全面的に宿坊を継いだ。当時、夫婦共に会社勤めをしていたため、平日は勤務し、週末に宿坊へ通う生活になった。「4時に起き、6時に大阪を出て、10時頃に到着します。大変は大変でしたが、多くの人と出会い、様々な話を聞けることが本当に面白い。また、都会にはない自然がいっぱいで、親しんだ山があって、今は前鬼に来ることがぜいたくだと感じます」
料理は到着してから妻の三津子さんが一人で作り上げる。「30人ぐらいまでなら私一人でも大丈夫なんですが、40人、50人になったときはいつも手伝ってくれる友人がいます。不思議とそういうご縁がつながっている気がします」。自然のものをたくさん使い、心を込めて作られる料理はおいしいと評判だ。「家内が二つ返事で宿坊の運営を手伝ってくれたおかげで、やっていけています。感謝です」
水は沢水を引き、石垣の端に小さな畑を作り、夜は発電機で電気を起こす。築約500年から600年ほど経つという母屋は、補修が重ねられ、真っ黒になった柱と比較的新しい建具とが混ざり合い、今も活き続けている。「1300年続いているなんてまさか、と思っていましたが、叔父や父、弟、皆が”橋渡し“してきてこの場所があると感じています。私たちも一つの橋になり、繋がっていくでしょう」
1608 下北山村/五鬼助 義之さん 三津子さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
Yoshiyuki & Mitsuko
Gokijo
寝屋川市在住。義之さんは1943年下北山村前鬼生まれ。4人兄弟の長男。小・中学校は上北山村、高校・大学は京都で学び、大阪で保険関係職に就く。1972年結婚。1997年宿坊を継ぎ、毎週土曜日に前鬼へ通う。三津子さんは1948年鳥取県生まれ。京都・大阪で育つ。
前鬼宿坊 小仲坊
平日 TEL/072-834-1074
現地 TEL/07468-5-2210
●修験者・一般問わず宿泊可能。

吉野郡下北山村前鬼30
営/土・日曜、連休、お盆・年末年始
宿泊/1泊2食付 8,000円(弁当500円)※要予約
素泊まり 4,000円
※無人宿泊所(布団あり)
  P/あり
  その他/公衆電話あり
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/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
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/とようけのもり 女将 野田 知江さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
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切り絵作家/石賀 直之 さん
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竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
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前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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