自然と暮らす まほなび
◇奈良の夏祭りを盛り上げる 地域に広がる絆の輪
○河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
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1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
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1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
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1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
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「イヤコラセー、ドッコイセー♪」 夏の夕暮れに河内音頭や江州音頭の軽快なリズムが響く。老若男女が輪になり踊る、日本の夏の風物詩「盆踊り」。人間関係の希薄化、少子高齢化や景気低迷のあおりを受け夏祭りが縮小・減少傾向にある中、盆踊りの楽しさを伝え、地域の絆を深める人たちがいる。盆踊りのテンポの良い唄と演奏で皆をリードする音頭取りグループ「奈良躍遊会」だ。メンバーは十数人。普段の顔はサラリーマンや主婦。声がかかれば関西各地の盆踊り会場に出向き、生の唄を届けている。
会長の高岡伸和さんは、現在広島県に単身赴任中。週末毎に奈良へ戻り活動を続けている。「帰ってきても夕方から出かけるので、夏は母子家庭と家族からは言われています(笑)」と高岡さん。生まれは旧大宇陀町。幼少の頃、伯父に手を引かれて行った宇太水分神社の夏祭りでは、ご先祖の霊を癒やすための盆踊りが2日間盛大に行われていた。「昔は地域に音頭取りのおじさんがいて、櫓の周りには2重3重と輪ができていました。子どももこの日だけは夜中まではしゃいでいましたよ」
成長するにつれ恥ずかしさが先行し、祭りを避けた時期もあったが、勤務先の寮祭で十数年ぶりに盆踊りに参加。この日、高岡さんは盆踊りの虜となった。休日は奈良や大阪で開催されている盆踊り会場へ。「どんなに疲れていても、3分も踊れば、恍惚感に包まれる。ランナーズ・ハイならぬダンシング・ハイです。また人の輪が生み出すエネルギーも私の元気の源です」。勤務先の踊り好きが次第に集まり盆踊り同好会を発足。多い年で約50か所の祭りを巡り踊り尽くした。常連となった夏祭りで「あんたの踊りを見るのが毎年楽しみなんや」と、声を掛けられることもあり、盆踊りにより強い愛着を感じるようになっていった。
「奈良の盆踊りは減ってきている」と高岡さん。要因は様々だが、踊り子が減り、生の音頭からCDに代わり、徐々に姿を消していっている。「音頭取りによる生の音頭を届けたい」。根っからの踊り好きである高岡さんは強く思う。「体に響く太鼓の音、それだけでも日本人の心は踊り、体が自然に踊りだすものです」。
メンバーが他の団体で音頭などを学び、16年前から音頭取りとしての活動を開始。祭り主催者の経済的負担を軽くするため、音響設備も持ち込んでの出演。9月から5月はボランティアで各種施設を訪問している。会場のノリに合わせて選曲し、若い人も入りやすいよう歌謡曲も音頭に取り入れる。時には高岡さんも踊りの輪に。「私たち音頭取りは盆踊り盛り上げ役です。主役は地域の方々。小さな踊りの輪が次第に大きくなり、踊ることができない人も囃子や手拍子で参加してくれれば音頭取り冥利につきます」
同会が毎年出演する奈良市阪原町の夏祭りでは、若い参加者が目立つ。主催する青年団の猪久保豊孝団長は躍遊会のメンバーとなり、自ら地域の祭りを盛り上げる。「この地に生まれ育った自分が音頭を取ることで普段は参加しない人も集まってくれるようになった。まさに老若男女、地域が一つになれる盆踊りを続けていきたい」と猪久保さん。
盆踊りはスローな”手踊り“と、アップテンポな”マメカチ踊り“を覚えればどんな曲も、誰でも簡単に踊ることができる。「踊れなくても大丈夫。輪に入れば“イチ、ニイ、ハイ、ちょんちょん”って誰かが教えてくれます。世代を超えたそのやり取りもまた魅力」と高岡さん。「恥ずかしいと思うのは最初だけ。一度踊ればみんな笑顔になります。さあ、今年も夏本番! みなさん一緒に踊りましょう!」
1708_河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会 会長 高岡 伸和さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
TAKAOKA NOBUKAZU
1960年、旧大宇陀町生まれ。職場の寮祭で行われた盆踊りをきっかけに盆踊りの虜となる。音楽好き、踊り好きの同僚らで盆踊り同好会を結成。音頭取りグループとして16年前からは施設へのボランティア活動を開始。現在は広島県福山市に勤務しながらも週末には奈良・大阪で活動を続ける。
●奈良躍遊会
河内音頭・江州音頭の唄・伴奏・踊りで盆踊り出演を行う。近畿各地の各種施設・会社・自治会へ出張。音響設備等も持ち込みで設置。事前の踊り指導も可。
メール:takaokanobukazu@kcn.jp
URL:http://web1.kcn.jp/narayakuyuukai/
Youtubeで動画配信中

■2017年盆踊り出演予定日
・8/5(土)
 アピタ西大和店(北葛城郡上牧町)
・8/12(土)
 南明寺「阪原町納涼盆踊り大会」
(奈良市阪原町)
・8/13(日)
 (香芝市白鳳台1号児童公園)
・8/19(土)
 宗祐寺「楽盆踊り」(宇陀市榛原)
・8/26(土)
 西院 春日神社(京都市右京区)
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/酉越左官 一級左官技能士 酉越 仁さん
/印傳工房 南都 代表 南浦 太市郎さん(現代の名工/H28)
/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
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/奈良町からくりおもちゃ館 館長 安田 真紀子さん
/奈良交通株式会社 自動車事業本部 乗合自動車部 運行受託グループ 統括指導員上條 正幸さん(ユンケル上條)
/地域おこし協力隊 下西 勇輝さん
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/きりかぶの里 代表 山崎 美重子さん
/散華美術館 館長 原田 千賀子さん
/金井畜産 代表 金井啓作さん
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/大和高原文化の会 会長 浦久保 昌宣さん
/ふくもと畳店 4代目 福本 亮さん
/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
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/ならまちの引き売り 染井 大さん
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
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/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
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/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
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/ふくさきわう代表 的場ふくさん
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
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/NPO法人無形文化継承機構 福住S・ジョブズ・スクール理事長 前嶋文典さん
/とようけのもり 女将 野田 知江さん
/歴史研究家 長田光男さん
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/NPO法人 メディアネット宇陀 副理事長 稗田 睦子さん
/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
/井上 加代 さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
農業家/松浦 猛さん
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古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
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奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
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奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
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有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
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人形作家/岡本 道康 さん
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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