自然と暮らす まほなび
◇本物の杉とヒノキの器を
○有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
makican
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
makican
手になじむ優しい肌触り、深呼吸したくなる木の香りに、美しい木目。汁物や油物も気にせず料理を盛ることができ、人体にも環境にも悪影響を与えない。そんな安心安全で木の良さを最大限味わえる器を一つひとつ手作りしているのが、宇陀市榛原の林業家、津田和佳さんと妻、祥乃さんだ。
和佳さんは林業家の4代目。幼い頃から山仕事を手伝ってきた。林業では山仕事の合間に副業を持つことが多く、和佳さんも園芸や盆栽などをしていたが、1998年の間伐作業中に、間伐材で器を作れないかと思い立ち、手探りで器作りを始めた。
志を持った同年9月22日、最大風速約60mを記録した台風7号が関西圏を直撃した。「そんな中なのにこの人はずーっと旋盤を回してるんですよ。思わず山はいいの? って聞いたら『こんな中何もできん』って返ってきて(笑)」と祥乃さん。和佳さんの山の杉やヒノキの一部分が風雨にさらされ、ぐにゃりと曲がって売り物にならなくなってしまった。「材木としては売れないが、器になら活用できる」
いざ器作りを始めてみると、杉やヒノキを削り出すのは想像以上に難しいものだった。食器のように薄くするには、材質がやわらか過ぎたため、削り出す過程ですぐにヒビが入った。「木は木地のままでは器にできない。でも化学薬品で木を固めると、木の香りや軽さ、保温力が失われる。有機溶剤入りの塗料などを塗れば、木の素朴さや触れたときの温かさが失われてしまう。一度は器作りをやめてしまおうかと思った」
行き詰まった和佳さんは、何かないかとインターネットでリサーチし、ガラスコーティングの方法と出合った。しかし、従来のコーティング剤では、木の収縮に負け、ガラスに割れが生じた。そこで同剤を開発していた企業の研究者と液体ガラスの改良に取り組んだ。液状ガラスが時間をかけて硬化し、元素の「ケイ素」(=ガラス)になる同剤。粉砕すればただの木と砂に還り、水やお湯にも溶け出さない安心・安全のコーティング剤「ガラスウッドコート」をついに実現させた。
「器作りは今でもヒビとの戦いですが、最初はさらに大変で、いくつも木くずにしました。ようやく商品として納得のいくものができても、仕上げの磨きでまた割れてしまう」と和佳さん。「私が仕上げの磨きで割ってしまうんです。怒られるのが嫌だから、それを袋に入れて机の下に隠してたんですけど見付かって(笑)」と祥乃さん。「リスみたいにたくさん隠してた(笑)」と笑いの絶えない2人3脚で有限会社津田瑞苑は2000年6月にスタート。2003年には「間伐・間伐材利用コンクール」で『全国木材組合連合会会長賞』を受賞した。
作る器は、弁当箱や大皿に始まり、ショットグラスまで様々だが、次第に木の温かさが一番似合う器として「お食い初め食器」に特化するようになった。冷たさも熱さもじんわりと伝える優しい使い心地と、無垢な見た目の愛らしさが贈り物として今人気を集めている。
「表面に少しヒビが入っても軽く研磨し、もう一度コーティングすることで、長く使用することができます。『10年前のものなんですが、修理していただけませんか?』って問い合わせてもらえることがとてもうれしい。木の良さを形にすることに妥協しないで良かった」
1701_宇陀市/津田 和佳 さん&祥乃 さん
有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
Kazuyoshi&Shouno
Tsuda
1948年5月28日、宇陀市榛原高井で生まれ育つ。1972年、家業の林業を継ぐ。榛原出身の祥乃さんと結婚。子どもを2人授かる。1998年から器作りを始め、2000年6月、有限会社津田瑞苑を設立。早朝に自身の山を散歩するのが日課だ。
有限会社津田瑞苑
宇陀市榛原高井208
TEL/0745-82-1011
メール:tsuda@tsudazuien.co.jp
http://www.tsudazuien.co.jp
makican
makican
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
makican
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
makican
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
makican
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
人形作家/岡本 道康 さん
makican
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
川上村エコツアー推進プロジェクト<br>“山遊び塾ヨイヨイかわかみ”/竹中 雅幸 さん
makican
矢的庵/大矢 貴司 さん
民宿タッサン/北岡 悠揮 さん 由妃 さん
マクラメ天然石アクセサリー作家/高木 雅典 さん 希 さん
makican
山浦農園 代表/山浦 康二 さん
奈良山岳自然ガイド協会 会長 よしくまプロジェクト 代表/岩本 泉治 さん
第42・48次日本南極地域観測隊 理学博士/岩野 祥子 さん
makican
奈良市の隠れ里 Nyu farm 実行委員会 代表/鼎 文代 さん
村上メリヤス 代表/村上 恭敏 さん
伊那佐郵人 局長/松田 麻由子 さん
makican
明日香ビオマルシェ 代表<br>たるたる自然農園 経営/樽井 一樹 さん
池田含香堂 6代目 団扇職人/池田 匡志 さん
塗師/阪本 修 さん
makican
株式会社 空から蝶 蝶使い/道端 慶太郎 さん
organic cafe はなさか/徳原 龍昇 さん・愛子 さん
下市木工舎 「市 ichi」 代表 /森 幸太郎 さん
makican
Oh Tree(おおとり)/山本 晋也 さん
棚田の宿 ささゆり庵 庵主 /松林 哲司 さん
木版画作家/田村 洋子 さん
makican
野鳥写真家/与名 正三 さん
ホテルのせ川 代表取締役支配人/中村 雅昭 さん
動くダンボールアート作家/千光士 義和 さん
makican
NPO法人 日本蜜蜂大学 理事長/植平 秀次 さん
久保田農園/久保田 清徳 さん
自然工房 Wood Warmth/大上 良平 さん
makican
冠の和農園/恵良 崇 さん・容子 さん
家具職人/岡 浩也 さん
嶋田味噌・麹醸造元/嶋田 稔 さん
makican
木工家具職人/本田 昭彦 さん
柿の葉すし体験道場 天空の郷/大前 英二 さん 真美 さん
デザイナー/坂本 大祐 さん
makican
Pizzeria e Trattoria renone/竹中 練一 さん 伸子 さん
山いき/梶谷 哲也 さん
川上村地域おこし協力隊員 『かわかもん』/鳥居 由佳さん
makican
makican
ページのTOPへ