自然と暮らす まほなび
◇“体に必要なものを選ぼうよ”と伝えたい
○organic cafe はなさか/徳原 龍昇 さん・愛子 さん
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1505 吉野山/徳原 龍昇 さん・愛子 さん
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春は桜、初夏はアジサイ、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の表情が人々を魅了する世界遺産・吉野山。上千本にある築約150年の吉野建て古民家で「オーガニック・カフェはなさか」を営むのが、徳原龍昇さんと愛子さん夫妻だ。
二人が食に目覚めたきっかけは、愛子さんの妊娠。子どものために食を見直そうと勉強し始めたところ、気付けば夫の龍昇さんの方が食の奥深さにひ惹き込まれてしまったとか。
夫婦で健康志向の食生活にガラリと改善。体にいい天然水を求めて大阪から吉野まで水をく汲みに出かけるうちに、自然の中での暮らしに憧れ、1999年、十津川村へ移住した。
十津川村では、大工でもある龍昇さんが古民家を改修し、囲炉裏で料理をするガス無し生活。「最初はガスも使っていたんです。でも、重たいボンベを運んで来てくれるガス会社のお兄ちゃんに申し訳なく思っちゃって。無いなら無いで、家族で囲炉裏を囲み、ゆっくり調理する時間も楽しむことができました」
大阪ではなかった近所付き合いも経験。隣のおばあちゃんが畑で採れたものを分けてくれたり、田舎生活になじめているか気にかけたりしてくれることに、ありがたみを感じた。
さらに、初めて挑戦した農業では作ったトマトやキュウリの味の濃さ、香りの強さに驚いた。スーパーで手に入る野菜と味が違う。野菜の本当のおいしさに気付かされた。
「ピュアなものを求めて、憧れてやって来ました。町の便利さを取り込まなくても価値があるのが田舎。でも、市場の都合で作られてしまっている野菜が多くて、そこが悲しいなぁ」と龍昇さん。おいしい空気と水がおいしい野菜を育てる。自然の恵みこそ田舎の価値であり、それを田舎から送り出したいと感じた。
3年後、子ども2人の学校進学を考え、また友人の縁もあって吉野山の古民家に移住。これを機に、今まで学んだ自然食の知識を生かしてオーガニック・カフェを開くことを決めた。
店舗兼住居に改修を重ねた手作りの店で提供するカフェメニューは、安心・安全の無農薬野菜や酵素玄米を使ったランチ、天然酵母のパンなどすべて100%オーガニックだ。
ランチは酵素を多く含んだ生野菜が中心で、メインは日替わり。愛子さんイチオシの酵素玄米は炊き方にもこだわり、毎日寝かせて酵素を増やしている。季節限定の野草や野イチゴなど、山の恵みもふんだんに使い、天然酵母パンはあっという間に売り切れるほどの人気ぶりだ。
メインとなる野菜はすべて、飛鳥で毎週金曜日に開催される『明日香ビオマルシェ』で調達したもの。ここでは、流通の少ない野菜や育てるのが難しい野菜もすべて無農薬で栽培、ブースで対面販売されている。「消費者のためを思って大切に作られた野菜は、まだ糸のように細い流通。一人でも多くの人が欲しがり、ロープくらいになればなぁ」
“子どもに食べさせたい安心安全な食を”。最近では、二人の思いを知った妊婦や母親から希望があり、酵素料理教室を開催したことも。「ここは観光地だから、いろんな人に店をのぞいて自然食を食べてもらいたい。その中で、家庭の食卓を守る母親にこそ、食の大切さに気付いてほしいです。いろいろな考え方があるけど、シンプルに“体に必要なものを選ぼうよ”ということを伝えていけたら」
1505 吉野山/徳原 龍昇 さん・愛子 さん
organic cafe はなさか/徳原 龍昇 さん・愛子 さん
Ryusyo & Aiko Tokuhara
大阪府出身。愛子さんの妊娠をきっかけに、食の勉強を開始。十津川村で3年生活し、吉野山へ移住。住宅兼カフェを営み、オーガニックメニューを提供。妊婦や母親を対象に発酵料理教室なども不定期で開催。
organic cafe はなさか
吉野郡吉野町吉野山2299
TEL 0746-32-1162
11:00〜17:00
不定休
駐車場1台
www.cafe-hanasaka.com
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/酉越左官 一級左官技能士 酉越 仁さん
/印傳工房 南都 代表 南浦 太市郎さん(現代の名工/H28)
/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
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/奈良町からくりおもちゃ館 館長 安田 真紀子さん
/奈良交通株式会社 自動車事業本部 乗合自動車部 運行受託グループ 統括指導員上條 正幸さん(ユンケル上條)
/地域おこし協力隊 下西 勇輝さん
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/きりかぶの里 代表 山崎 美重子さん
/散華美術館 館長 原田 千賀子さん
/金井畜産 代表 金井啓作さん
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/大和高原文化の会 会長 浦久保 昌宣さん
/ふくもと畳店 4代目 福本 亮さん
/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
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/ならまちの引き売り 染井 大さん
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
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/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
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/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
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/ふくさきわう代表 的場ふくさん
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
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/NPO法人無形文化継承機構 福住S・ジョブズ・スクール理事長 前嶋文典さん
/とようけのもり 女将 野田 知江さん
/歴史研究家 長田光男さん
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/NPO法人 メディアネット宇陀 副理事長 稗田 睦子さん
/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
/井上 加代 さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
農業家/松浦 猛さん
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古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
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奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
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奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
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有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
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人形作家/岡本 道康 さん
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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