自然と暮らす まほなび
◇天空で作る郷土の味
柿の葉すしで究極のおもてなし
○柿の葉すし体験道場 天空の郷/大前 英二 さん 真美 さん
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1311 桜井市/大前 英二 さん 真美 さん
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お地蔵様に導かれ、峠道を上った先に広がるのは、大和の青垣に抱かれた奈良盆地。人里離れた”天空“の地で柿の葉すし体験道場「天空の郷」を開くのが、大前英二・真美夫妻だ。
元々桜井市で団体職員をしていた英二さんは、7年前に憧れの起業を決意。川上村の実家で柿の葉すしを作っていた母親の手法を生かして、2006年11月、夫婦2人3脚で桜井市山田に「柿の葉すし山の辺」を開いた。
だが、初めの1年は鳴かず飛ばず。「石の上にも3年」と互いに励まし合っては、味を知ってもらおうと各地のイベントへ積極的に出向いた。「おかげでだんだん人脈が広がってね。困った時はいつも誰かが助けてくれました」
3年目の春、ついに転機が訪れる。客の紹介を通じて東京の「奈良まほろば館」へ出荷が決まったのだ。「いつかは東京に卸したいと夢見ていましたが、こんなに早くかなうとは。これも人の縁」と英二さん。謙虚ながらも、すしには絶対の自信を持っていた。
山の辺のこだわりは柿の葉にある。「自然のままを味わってほしいので、農薬は極力使いません。多少の虫食いは、むしろおいしさの証」。さらに四季の変化に応じて葉を使い分け、秋は色鮮やかな『紅葉柿の葉すし』に変身。するとたちまち話題になり、同館で売り上げ第1位を達成、全国から注文が相次ぐようになった。
その頃から、客との会話で「昔はばあちゃんがよぅ家で作ってくれてんで」と柿の葉すし作りを懐かしむ声を耳にするように。奈良県吉野地域に伝わる郷土料理も、今や家庭で作る人は減少。それなら、と2人は柿の葉すし作り体験を通じて奈良の食文化を伝えようと心に決めた。
まず、店近くに物置として借りていた元料亭の一軒家を体験道場へと改装。料亭当時の和室や囲炉裏は生かしつつ、知人や大工の手を借りながら自分たちでしつらえた。2人の思いに共感し、「なんか手伝えることあるか」と申し出る客も。早速、木を譲ってもらい体験用のまな板を作成。知り合いの書家は快く看板を書いてくれた。「帰りたくなる心のふるさとになってほしい」との願いを込めて名付けた道場「天空の郷」は、こうして多くの人に見守られながら昨年始動した。
体験では、家庭でも作れるよう酢飯の配合から鯖すきまで丁寧に指導。「ここまで教えて商売は大丈夫なんか」と心配する体験者もいるそうだ。完成したすしは桜井の名産、三輪そうめんと共に昼食としていただく。デザートの後は「好きなだけゆっくりしてくださいね」と道場を後にする真美さん。「仲間だけの空間で、思う存分くつろいでほしくて。それが、私たちの目指すおもてなし」
4年前、道場周辺に植えた柿の木は順調に育ってきた。「来年には葉の収穫体験もできるよう計画中。ゆくゆくは農家民宿として丸1日楽しんでもらうのが夢です」。柿の葉が赤く染まる季節もいよいよ目前だ。
1311 桜井市/大前 英二 さん 真美 さん
柿の葉すし体験道場 天空の郷/大前 英二 さん 真美 さん
Omae Eiji & Mami
川上村西河で柿の葉すしを製造する家庭で育った英二さん。高校卒業後、団体職員として27年間桜井市で勤務、48歳で起業を決意。2006年、妻の真美さんと「柿の葉すし山の辺」を開き、昨年からは柿の葉すし作り体験道場「天空の郷」を始動
「柿の葉すし山の辺」
TEL/0744-45-3675
住/桜井市山田676-2(飛鳥資料館東側)
営/10:00〜17:00(売り切れ次第閉店)
休/火曜、第3水曜は休み、駐車場あり
www.kakinohasushi.net

柿の葉すし体験道場 天空の郷
【体験受付1〜10月】
体験では鯖すしを25個製作。そのうち5個は桜井市の名産品そうめんと共に昼食として。食後は真美さん手作りのケーキとコーヒー付
住/桜井市高家474-3
営/10:00〜14:00頃
体験料/4500円/1人
定員/5〜20人
※1週間前までに要予約
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/酉越左官 一級左官技能士 酉越 仁さん
/印傳工房 南都 代表 南浦 太市郎さん(現代の名工/H28)
/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
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/奈良町からくりおもちゃ館 館長 安田 真紀子さん
/奈良交通株式会社 自動車事業本部 乗合自動車部 運行受託グループ 統括指導員上條 正幸さん(ユンケル上條)
/地域おこし協力隊 下西 勇輝さん
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/きりかぶの里 代表 山崎 美重子さん
/散華美術館 館長 原田 千賀子さん
/金井畜産 代表 金井啓作さん
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/大和高原文化の会 会長 浦久保 昌宣さん
/ふくもと畳店 4代目 福本 亮さん
/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
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/ならまちの引き売り 染井 大さん
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
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/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
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/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
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/ふくさきわう代表 的場ふくさん
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
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/NPO法人無形文化継承機構 福住S・ジョブズ・スクール理事長 前嶋文典さん
/とようけのもり 女将 野田 知江さん
/歴史研究家 長田光男さん
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/NPO法人 メディアネット宇陀 副理事長 稗田 睦子さん
/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
/井上 加代 さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
農業家/松浦 猛さん
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古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
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奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
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奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
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有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
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人形作家/岡本 道康 さん
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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