自然と暮らす まほなび
◇椿を「めでたい」花に 1000種の椿を無料公開
○椿寿庵/戸尾 早希さん
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1303 椿寿庵/戸尾 早希 さん
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1303 椿寿庵/戸尾 早希 さん
1303 椿寿庵/戸尾 早希 さん
1303 椿寿庵/戸尾 早希 さん
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万葉集にも詠われ、古から愛されてきた椿。古種を含め、約千種の椿が咲きそろう大和郡山市の「椿寿庵」は、愛好家には知られた場所。現在、3代目の戸尾早希さんが母・西畑季佐さんと共に営んでいる。
ビニールハウス2棟の中には、約6千株の椿があり、万葉の時代のものから新品種まで様々な名称が連なっている。奈良の三名椿である東大寺開山堂「のりこぼし」、白豪寺「五色椿」、伝香寺「武士椿」はもちろん、古来種の多さは全国でも珍しく、遠方からわざわざ訪れる人が多い。港シリーズなどユニークな名前もあり、見て歩くだけで楽しく、苗の頒布もしている。中には季佐さんの名前を付けたものもある。
始めたのは早希さんの祖父の西畑義雄さん。果樹園を営む傍ら、椿を集めていた。当時、椿はぽとりと花が落ちることから首落ちと忌み嫌われていた。西畑さんはそれを憂い、「椿はゲンの悪い花と違う、椿葉八千年言うて長寿の大木と言われる縁起のええ花や。そんなこと言うてたら日本中から椿がなくなってしまう」と椿作りに力を入れるように。息子の住男さんと共に増やしてとうとう椿園を作るまでになった。
継いだ住男さんが18年前に脳内出血で倒れ、突然長女の早希さんが面倒を見ることになった。椿作りは素人で、母季佐さんの記憶をたどりながら見よう見まねでやってきた。どんなに大変でも祖父や父の遺志を継ぎ、シーズン中は無休、無料で公開し続けている。
とにかく研究熱心だった義雄さんは、宮内庁限定復刻版『椿花図譜』を入手。これは江戸時代、椿が流行した頃に出版された図録の一つで、当時の珍しい品種などがわかる貴重なものだ。義雄さんはこれを見て研究を重ね、全国を駆け回って集めたようだ。
椿は茶花としても重宝されるだけに、当初から僧侶や茶人なども大勢訪れた。その中の一人、東大寺の清水公照師が「椿寿庵」と命名し、平岡定海師が揮毫、仏師の太田古朴氏が扁額を作った。入江泰吉氏もよく写真を撮りに来たとか。年に何度も来られる方、ここに来て椿を好きになった方など、たくさんの方々の愛情を、やってみて初めて知ったと早希さん。「だからやめるにやめられずここまで来たんですけどね」。手入れはさほど難しくないと言いながら、6千株を栽培するのは並大抵のことではない。苗は毎年、鉢物も3年に1度植え替えが必要だ。夏の日焼けや雨、風、冬の霜など苦労は多いが「イケズ言うたらあきません、椿にわかるみたいで元気なくなりますねん」と季佐さん。女二人でどこまでがんばれるかと言いながら「来てくれた人が『わー、きれい』と言ってくれただけでそんなもん全部吹っ飛びますわ」と笑い合った。
来場者に喜んでもらえるように手製のポストカードを作り、奈良のことを話せるようにと早希さんは奈良観光ソムリエ1級も取得した。3月は椿の開花に合わせて御殿雛など古いお雛様の公開も行う。二人で育てたとりどりの椿は、今年も大勢の方の心を和ませることだろう。
1303 椿寿庵/戸尾 早希 さん
椿寿庵/戸尾 早希さん
Saki Too
大和郡山市生まれ。元京都府警勤務。
18年前から椿寿庵を受け継ぐ。
【椿寿庵】
期間:1月下旬〜3月下旬

大和郡山市池ノ内町556
TEL/0743-52-6126
見学時間 9:00〜17:00
無休
¥/無料
駐車場あり(4台程度)
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/酉越左官 一級左官技能士 酉越 仁さん
/印傳工房 南都 代表 南浦 太市郎さん(現代の名工/H28)
/和紅茶専門店「大仏汽茶」運営 Artsplaza(アーツプラザ株式会社) 古屋 研一郎さん
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/奈良町からくりおもちゃ館 館長 安田 真紀子さん
/奈良交通株式会社 自動車事業本部 乗合自動車部 運行受託グループ 統括指導員上條 正幸さん(ユンケル上條)
/地域おこし協力隊 下西 勇輝さん
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/きりかぶの里 代表 山崎 美重子さん
/散華美術館 館長 原田 千賀子さん
/金井畜産 代表 金井啓作さん
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/大和高原文化の会 会長 浦久保 昌宣さん
/ふくもと畳店 4代目 福本 亮さん
/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
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/ならまちの引き売り 染井 大さん
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
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/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
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/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
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/ふくさきわう代表 的場ふくさん
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
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/NPO法人無形文化継承機構 福住S・ジョブズ・スクール理事長 前嶋文典さん
/とようけのもり 女将 野田 知江さん
/歴史研究家 長田光男さん
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/NPO法人 メディアネット宇陀 副理事長 稗田 睦子さん
/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
/井上 加代 さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
農業家/松浦 猛さん
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古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
切り絵作家/石賀 直之 さん
河内・江州音頭倶楽部 奈良躍遊会/高岡 伸和 さん
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奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
映像作家/保山 耕一 さん
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奈良県立医科大学 名誉教授/大𥔎 茂芳 さん
TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
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有限会社津田瑞苑/津田 和佳 さん&祥乃 さん
曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
農家のお米屋おおの/大野 收一郎 さん
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人形作家/岡本 道康 さん
相楽木綿(さがなかもめん)伝承館代表/福岡 佐江子 さん
前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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