自然と暮らす まほなび
◇二上山の麓、今冬も酒造りに励む
○大倉本家/大倉 隆彦 さん
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0911 香芝市/大倉 隆彦 さん
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二上山の麓、香芝市鎌田に伝統的な酒造方法を守りながら、地元の自然の恵みを生かし、若い感性で新たな酒造りに挑む大倉本家がある。江戸時代に建てられた自宅兼事務所はかやぶき大和棟。土間にはかまどがあり、湯を沸かすなど今でも毎日使われている。
明治29年創業の大倉本家は、室町時代から奈良に伝わる水もとによる酒造りを続けている。昭和3年から、平成12年に3代目である父・勝彦さんが病に倒れ、蔵が休造となるまで、奈良県の神社庁の委託を受け御神酒として納めていた濁酒を製造していた。
横浜で会社勤めをしていた隆彦さんは、伝統を絶やしてはいけないと、酒蔵の再開を願い病床の父を何度も説得。「父は造り酒屋の厳しさを知っているし、廃業を決めていたので、説き伏せるのには苦労しました。半ば反対を押し切って再開させた感じでしたが、1期目を見届けてくれました」。
長年蔵を支え、休造中も再開を信じて待っていた杜氏たち、商社の営業マンだった義兄など、周りの人々の協力で3年ぶりに酒造りを再開させた。「ここからはえらいこっちゃでした。酒造りは素人でしたからね。日々工程は変わるし、何が起こるかわからない。見聞きする事、感じたことすべてが勉強、今では寝ても覚めても酒のことでいっぱいです」。
代々守られてきた室町時代の製法「水もと仕込み」を後世に継ぐべきと、2年目に濁酒を復活。この酒は蔵の壁や道具に住み着く天然酵母を用い酒母の育成段階で生米を使用するのが特徴。もろみがそのまま入り、飲むというより食べる感覚の深い味わいだ。その他、大倉本家の代々の味「金鼓」、去年よりも良いものをと進化していく「大倉」は、通常の倍以上の時間と労力をかけ自然の乳酸菌の育成を導く山廃もとという酒母を使用する「山廃仕込み」で造っている。「手間隙はかかるが、これが大倉本家のこだわりであり、この蔵でしか出せない味」。
2009年6期目を迎える4代目は、7年ほど前から蔵の近くでヒノヒカリを育てている。「ここから見る二上山が一番好きなんですよ」と、田んぼに案内してくれた。以前はトラクターの乗り方さえわからなかったそうだが、空を見て「明日はかなり雨が降りそうだ」と溝に土のうを入れるほどに。
秋に収穫される自家栽培の米はタンク1本分になるそうだ。「地の米、地の水、地の風土、メイド イン 鎌田!」。11月、今年も大倉本家の酒造りが本格的に始まる。
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大倉本家/大倉 隆彦 さん
Ookura Takahiko
奈良県香芝市の蔵元大倉本家に生まれる。横浜で会社員として勤務。父の病気を機に奈良に戻り、大倉本家4代目蔵元となる。休造していた酒造りを再開させ、代々伝わる「水もと仕込み」「山卸廃止もと仕込み(山廃仕込み)」を守る。
【大倉本家】
所/香芝市鎌田692
TEL/0745-52-2018
http://www.kinko-ookura.com
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/山野草の里づくりの会 村上 秀夫さん
/ならまちの引き売り 染井 大さん
/カフェ ねころん 経営 前川郁子さん
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/子どもの自然の遊び場 彩雲ひろば 主宰 新井博子さん
/蔵じまいの危機から再生、 “大和の酒”造りに挑む7代目
/農家民宿 ほったらかし家 ボランティア団体「しもまる」会員 西岡千種さん
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/自給倶楽部「華坊主の里」 沢井啓祐さん 三家昌興さん 松本陽一さん
/自然派農場しもかわ 主宰 下川 麻紀さん
/ドールハウス・ミニチュア作家 シック・スカート(植田 定信)さん
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/竹アーティスト/「竹の國」代表 三橋 玄さん
/ふくさきわう代表 的場ふくさん
/奈良民俗文化研究所 代表 鹿谷勲さん
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/通訳・翻訳・ライター 川上村地域おこし協力隊員 エリック・マタレーゼさん
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/とようけのもり 女将 野田 知江さん
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/高山茶筌 翠竹園 伝統工芸士 稲田 有節 さん
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合同会社 ほうせき箱 代表/平井 宗助 さん
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農業家/松浦 猛さん
古代日本茜染研究所/宮崎 明子 さん
切り絵作家/石賀 直之 さん
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奈良・人と自然の会/森 英雄 さん
めだか街道/枡田 秀美 さん
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TANTANAKUY 井上工房/井上 暁 さん
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竹細工職人/浦嶋 正幸 さん
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曽爾村役場企画課 曽爾村農林業公社事務局/髙松 和弘 さん
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前鬼宿坊 小仲坊 61代目/五鬼助 義之さん 三津子さん
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奈良市の隠れ里 Nyu farm 実行委員会 代表/鼎 文代 さん
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伊那佐郵人 局長/松田 麻由子 さん
明日香ビオマルシェ 代表<br>たるたる自然農園 経営/樽井 一樹 さん
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