吉野山と文人墨客
竹林院群芳園
文学散歩 与謝野晶子・寛(鉄幹)
与謝野晶子が夫や家族とお忍びで(「新聞社には内緒に…」の文あり)定宿にしており、逗留時に愛用した文机や硯が残る。 夫・寛と一緒の時、ごく普通に上座に座ったとか。大和三大名園の一つ「群芳園」の四季が美しい宿。
●TEL/0746-32-8081
●http://www.chikurin.co.jp
竹林院群芳園竹林院群芳園
  ▲山の鳥 竹林院の林泉を 楽しむ朝となりにけるかな  晶子
    三吉野の 竹林院の静かなり 花なき後もここに在らばや  与謝野 寛
櫻花壇
文学散歩 谷崎潤一郎
中千本を見晴るかし、観光名所に近い立地からか、谷崎潤一郎(『吉野葛』)をはじめ、吉川英治(『新平家物語』)や小 林秀雄、中上健次、内田康夫(『天河伝説殺人事件』)など、多数の文人墨客が逗留。谷崎はここを足場に国栖への取材を続けた。
●TEL/0746-32-5533
櫻花壇
 
吉野温泉元湯
文学散歩 島崎藤村
“吉野の隠し湯”として人気の宿。明治26年春桜の頃、22歳の藤村は教え子との愛に悩み、約40日間逗留。『訪西行庵記』や『人生の風流に思ふ』を執筆した。高浜虚子の孫・稲畑汀子さんは毎春ここで句会。
●TEL/0746-32-3061
●http://www.motoyu.yoshino.jp
藤村逗留の間吉野温泉元湯
  ▲藤村逗留の間
さこや
文学散歩 頼山陽
伊藤博文や高橋是清ら政財界の大物が宿泊。
頼山陽の直筆扁額あり。吉野杉と桧で建てられた建物のよさを生かしながら、新しいサービスの先取りにも積極的。
●TEL/0746-32-5155
●http://www.sakoya.co.jp
さこやさこや
  
一日文学散策館
文学散歩 ミニ文学館
与謝野寛・晶子、島崎藤村、北原白秋、夏目漱石、芥川龍之介の自筆・初版本など春秋無料公開。
●TEL/0746-32-2440
●開/9:00〜17:00 
     ※秋は台風シーズン明け〜
谷崎潤一郎 初版本一日文学散策館
  ▲谷崎潤一郎 初版本
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